絵画作家 上原一馬 ウェブサイト

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updated 2021-02-06


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上原一馬 2021年のブログ
UEHARA Kazuma's Blog


 

2021.01.10

長岡國人展 脱皮する大地・浅間山 

 
長岡國人

 
「長岡國人展 脱皮する大地・浅間山」を観に佐久市近代美術館へ。
 
ポスターではどんな展覧会か分からなかったが、何となくこれは良さそう、という気がしたので観に出かけた。
 
まず、「すごい」と感じたのが、和紙のマチエール(質感)を生かした作品群。
 大作が並び、さらに巨大な立体的な作品もあった。
 
素材を見ると、「蚕の繭の袋」と書いてある。
かつての長野県の産業で、今は多くのこの和紙の袋が不要になっているのだろう。
厚みがあり、独特の経年の風合いがある。
 
さらに、なんとも言えないのが、色である。
落ち着いた自然の色。
とても絵具の色とは思えない深みだった。
着色はアクリルの他、「柿渋」を使用しているようだ。
「柿渋?」よく分からないが、この色はどうやら柿渋の染めによって出しているようだ。
 
絵具にこだわらず、理想の色や質感を出すために、様々な自然素材を敏感にキャッチしてきたのだろう。
 
作品は、このシリーズで終わりではなかった。
 
風景の要素を取り入れた、クールな銅版画作品。
にじみがかっこいい水彩作品。
その上に鉛筆やペンで描かれた素描作品。
世界各国の石碑を拓本にした作品。
 
それぞれ、技術的にもレベルが高く、作家の多様な表現の幅もすごさを感じた。
思わず顔を近づけて、「近すぎだろ!」という状態で、作品を観賞していた。
 
地元出身の作家のようなので、どこかでお会いできれば嬉しい。

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